60歳の誕生月の月末で定年を迎え、翌月から再雇用で同じ会社に残ることになりました。
37年務めてきた会社です。
定年後は、少しゆっくりできるものだと思っていました。
実際、仕事の責任は大きく減りました。
あてがわれた仕事は、指示された作業が中心。
それまで長く管理者として仕事をしてきた私にとっては、これまでとはまったく違う立場でした。
実は定年後も管理者として残らないかというオファーもありました。
しかし、条件を聞いて辞退しました。
給料は現役時代の7割程度。
それに加えて残業代はつかず、月300時間にもなる膨大な仕事量が想定されるものでした。
それならば、定年後は責任のない仕事をしながら少し自分の時間を持とう。
そう考えて、再雇用の道を選びました。
ところが、実際に半年間やってみると、想像していた以上に精神的な負担がありました。
これまで、仕事では判断すること、人を育てること、責任を持つことが当たり前でした。
それが一転して指示されたことをこなすことが中心になる。
周囲から見れば、責任も少なく、定時で帰ることができ、有給休暇もきちんと消化できる。
むしろ「恵まれた環境じゃないか」と思われるかもしれません。
自分でもそう思いました。
だからこそ、辞めるという決断には時間がかかりました。
「これくらい我慢すればいい」
そう思いながら、半年間続けました。
しかしどうしても気持ちがついていきませんでした。
仕事そのものが大変なのではありません。
むしろ逆です。
長年仕事をしてきた自分にとって、仕事との向き合い方そのものが変わってしまった事が、一番大きかったのだと思います。
そして妻に相談しました。
妻の理解もあり、私は退職することを決めました。
37年間。
振り返ってみれば、毎日14~15時間働くような生活を続けてきました。
そんな生活を終えた私に、妻が」少しゆっくりする時間をくれたのだとおもっています。
住宅ローンも終わっています。
子育ても終わっています。
経済的な事情だけを考えれば、このまま完全リタイヤするという選択肢もあります。
60歳
もう一度働くのか。
働くとしたら、どんな仕事を選ぶのか。
これまでの経験を生かすのか。
それとも、全く違う世界に飛び込むのか。
そして、人生の残り時間をどう使うのか。
このブログではそんなことを少しづつ書いていこうと思います。
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